中華3Dプリンタを買った

以前から気になってはいたがお金を出す決心がついていなかった3Dプリンタをついに買ってみたお話。
円高の影響もあってか安く使えるものが手に入った。と思っている。


購入したのは
Anet Aluminium Hotbed 3d-printer Precision Reprap Prusa i3 DIY 3d Printer Kit With Filament Card Software Video Free
の"Black A8 3 Rolls"のセット。

このプリンタは品名にもある通りReprapプロジェクトのPrusa i3というプリンタをキットにして売っているようで、比較的ハードウェアはオープンになっているらしい。なので破損した場合などでも部品の入手は楽であろう。
また、この店には"A6"と"A8"のキットがあり、"A6"のほうが新しくて少し高い(60ドルほど)ようである。X軸の部品とグラフィック液晶を採用している点などがおそらく違うのだろうが、カタログスペックに違いがみられない。まぁ安けりゃいいか、ということでA8にした。

合計の金額は店に$220.25を払ったのと、後日FedExから関税に関する料金の請求があり、\1500を支払う。
前者は後日クレジットの明細を見ると\22600で請求されていたので合計は\24100となった。
日本のショップで買えるものが5万程度からであることを考えると、破格だった…

さて、商品はポチった2日後に発送完了したとの情報とトラッキング番号が送られる。さらに待つこと5日で配達完了。
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早速組み立て、動作チェック。
組み立て手順と初期調整が紹介されているビデオがYoutubeにあり、スムーズに組み立てができる。
https://youtu.be/-tiHfzBQZpI
https://youtu.be/EbNocv6-OOQ
https://youtu.be/Ml1XGhJF4_E
Y軸のリミットスイッチのパーツに穴が開いていなかった(!)問題はあったものの、ドリルで穴あけして対処。
ネジの数もある程度多めに入っているようでそのほかの問題は特になし。
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付属のSDカードに入っているCuraの設定ファイルを用い、PLAのフィラメントをセットし早速プリント。
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左から順に一番目、二番目、三番目にプリントしたもの。

一番最初はX軸のベルトを張りすぎたせいで、Y軸に負荷がかかり意図した通り動かなくなってしまったようで失敗。
二番目はベルトのテンションを直し、再度調整後にプリント温度が200度で印刷したもの。
三番目はプリント温度を190度に下げてみたもの。

オーバーハング部分が少し乱れているので、まだ少し温度などの条件出しが必要な様子。
しかし3Dプリンタ自体は問題なく、十分使えるものだとおもわれる。



あと、thingiverseを見ているといくつか改良に使えるモデルがあったので、出力して利用した。

Y軸リミットスイッチの調整を容易に

Prusa i3 ANET A8, Z Endstop Adjuster. by flyingferret - Thingiverse

フィラメントリールがスムーズに回るように

Anet A8, Omni m505, Filament roll hub by Jhedstrom - Thingiverse